夏をロードバイクと一緒に走った方に見て欲しい愛車をリセット方法|9月に入る前にやりたい5つのこと
今年も非常に暑かった8月が終わりますね。
早朝に出て昼前に帰る、走る距離を短くする、そもそも週末は走らない。
この夏をどう過ごしたかは人それぞれだと思いますが、共通しているのは愛車が例年とは違う負担を受けているということです。
暑さの中を走ったバイクと、暑さを避けて室内に置きっぱなしだったバイク。
負担のかかり方は逆ですが、どちらも9月に入る前に見ておきたい場所があります。
この記事では、夏を越えたロードバイクに何が起きているかを整理し、秋のシーズンに入る前にやっておきたいことをまとめます。
特別な工具を使うこともありませんし、気軽に出来る事ばかりです。

夏に愛車が受けている3つの負担
汗と塩分
夏のライドで最も見落とされるのがこれです。
走行中の汗は、ハンドル、ステム、トップチューブの前寄り、ブレーキレバーのあたりに落ちます。
汗に含まれる塩分は、水分が蒸発したあとも表面に残ります。白っぽい跡が残っていたら、それです。
金属部やボルトの頭にこれが乗ったままになると、腐食の原因になります。
走った直後は気づきにくく、数週間経ってから「ボルトの頭が変色している」と気づくことが多い部分です。
高温と紫外線
ベランダや屋外に停めていた時間が長かった場合、タイヤのサイドウォール、バーテープ、サドルの表皮は紫外線の影響を受けています。
また、高温下ではチェーンオイルが流れやすくなります。
夏の初めに注油したきりであれば、いまはかなり落ちている可能性があります。

汚れの蓄積
暑い時期は帰宅した時点で体力が残っていないので、ライド後のメンテナンスが後回しになりがち、というのが正直なところだと思います。
その積み重ねで、チェーンやスプロケットに汚れが層になって残っていることがあります。

9月に入る前にやりたい5つのこと
どれも道具を買い足さずにできます。順番に見ていってください。
1. ハンドル周りを水拭きする
まずは汗が落ちた場所——ハンドル、ステム、ステム上面のボルト、ブレーキレバーのブラケット、トップチューブの前寄りを、固く絞った布で拭きます。
洗剤は使用しなくて大丈夫です。
塩分は水に溶けるので、水拭きで十分落ちます。
拭いたあとは乾いた布で水気を取ってください。
2. チェーンを洗って、注油し直す
ウエスでチェーンを挟み、クランクを逆回転させて汚れを拭き取ります。
ウエスが真っ黒になるなら、一度で終わらせず、面を変えて2〜3回繰り返してください。
次は注油をします。
1コマずつ、リンク部分に落とすのがポイントです。
プレートの表面にかけても、そこは動かない部分なので意味がありません。
注油後は余分な油を拭き取ります。
注油後拭き取りを怠ると余計な汚れがつく原因になりますので、拭き取りも適切に行いましょう。

▼写真のスタンドは
ディスプレイ&メンテナンススタンド「iWA1 PRO」
3. タイヤを1周見る
ホイールをゆっくり回しながら、トレッド面とサイドウォールを目で追ってください。
見るのは3点です。
- 細かいガラス片や石が刺さっていないか
- サイドウォールに細かいひび割れが出ていないか
- 中央部が平らに削れていないか
刺さり物は、そのままにしておくと走行中に中まで到達することがあります。
夏の間に拾ったものが残っている可能性があるので、ここは丁寧に見てください。
▼写真で使用しているバイクスタンドは
ディスプレイ&メンテナンススタンド「iWA1 PRO」
4. ボルトの緩みを確認する
指で軽く触れて、ぐらつきがないかを見ます。
特に確認したいのは、ボトルケージ、サドルのやぐら、ステムのボルト、ブレーキの取り付け部です。
力任せに締める必要はありません。
むしろ締めすぎると、カーボン部品では割れの原因となるため危険です。
「動く箇所がないか」を確認するだけで十分です。

5. 空気圧を入れ直す
タイヤの空気は、乗らなくても自然に抜けます。
夏の間あまり乗っていない場合、かなり落ちているはずです。
低い空気圧のまま置き続けると、タイヤの同じ場所に折れが残ることがあります。
走る予定がなくても、月に一度は入れておくのが理想です。
▼写真のスタンドは
横置き・車載キャリアスタンド「A01HD」
見落としやすい3か所
上の5つに加えて、夏のあとだからこそ見ておきたい場所があります。
ボトルケージの内側とボトル
スポーツドリンクを使っていた場合、糖分が残って固まっていることがあります。
ケージの内側もベタついていないか触ってみてください。
サドルの裏側とレール
汗が伝って落ちる場所です。
表からは見えないので、バイクを傾けるか、しゃがんで確認します。
BBの下側
路面からの汚れと、上から落ちた汗の両方が溜まります。
ここも普段は見えません。
この3か所に共通しているのは、普通に立っている状態のバイクでは見えないということです。
夏が終わる前に一度しっかり泡クリーニング等でも良いので、洗車をすることをオススメします。

▼写真のスタンドは
ディスプレイ&メンテナンススタンド「iWA1 PRO」
続けられるかどうかは、姿勢で決まる
ここまで読んで、「やることは分かるが、実際やるかというと怪しい」と感じた方もいると思います。
その感覚は正しくて、メンテナンスが続かない理由の多くは、知識ではなく姿勢の問題です。
床に置いたバイクの下を覗き込む、しゃがんでチェーンを回す、片手でバイクを支えながらもう片方で作業する。
これを毎回やろうとすると、腰が持ちません。

逆に言えば、屈まずに手が届く状態を作るだけで、手入れの頻度は上がります。
「気が向いたときに5分だけ」ができるようになるからです。
iWAでは、バイクを保持したまま作業できるスタンドを2種類用意しています。
iWA1 PROは、バイクを上から載せるだけで固定できるタイプのバイクスタンドです。
BBを支える構造のため、後輪を外した状態での作業もできます。
BB幅51mm以上のバイクに使用出来るため、カーボンフレームバイクにオススメです。

▼写真のスタンドは
ディスプレイ&メンテナンススタンド「iWA1 PRO」
iWA2 PROは、フック式でダウンチューブを支えるタイプです。
載せるだけで後輪が持ち上がるため、チェーンの洗浄と注油がしやすくなります。
BB幅52mm以下のバイクに使用出来るため、アルミまたはクロモリフレームの方向けです。

▼写真のスタンドは
ディスプレイ&メンテナンススタンド「iWA2 PRO」
どちらも、大がかりな整備をするための機材ではありません。
今日書いたような日常の手入れを、屈まずに済ませるための道具だと考えていただければと思います。
特にこちらのバイクスタンドはディスプレイスタンドにもなる為、普段はバイクを保管する場所として、整備時はメンテナンススタンドとして使用出来るため、ちょっとした点検も気軽に出来るようになるため、バイクの違和感に気づきやすくなります。
秋は、いちばん走れる季節です
9月に入れば、朝晩から気温が下がり始めます。
夏の間に短くしていた距離を、また伸ばせるようになります。
その最初の1回を気持ちよく走るために、今週末に30分だけ時間を取ってみてください。
拭く、注油する、空気を入れる。これだけでも、走り出しの感触は変わります。
夏を越えた愛車を、秋のコンディションに戻すところから始めましょう。

▼この記事で紹介したスタンドは
ディスプレイ&メンテナンススタンド「iWA1 PRO」
ディスプレイ&メンテナンススタンド「iWA2 PRO」
iWA|丸八工機は、昭和26年創業のサイクルパーツメーカー・丸八工機が展開する、愛知県岩倉発のブランドです。
自社ブランド「iWA」は2014年に誕生し、ブランド立ち上げから12年。
創業70年以上のものづくりで培った知識と技術を活かし、ロードバイクスタンド・サドル・キャリアなど、サイクリストの暮らしに寄り添う製品を開発しています。
ブリヂストンサイクル株式会社とは昭和28年から長年にわたり取引を継続し、国内外の展示会にも出展。
さらに、トレック直営店とのプレミアムディーラー締結、カリモク家具と共同開発した高級ロードバイクスタンド「iWA1 匠」など、確かな品質と独自性を備えた製品づくりを続けています。
「大切な自転車を、安心して、美しく保管したい」
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