車載キャリアスタンド「A01HD」でロードバイクを車載する|積める車の見分け方と4ステップ
秋は、遠くへ走りに行きたくなる季節です。
いつものコースではなく、少し離れた土地を走る。
そのために車にロードバイクを積む——と考えたときに、多くの人が最初にぶつかるのがこの悩みだと思います。
「遠征は年に3回か4回。そのために専用のキャリアを買っても、残りの360日は物置で邪魔になるのではないか」
実際そのとおりで、使用頻度の低い機材にお金をかけることには迷いが出ます。
この記事では、まず道具を買わずに積む方法とその限界を整理し、そのうえで積む前に必ず確認しておきたいポイントをまとめます。

毛布とタオルで積む、という方法
年に数回であれば、家にあるもので積んでいる方は多いと思います。
後部座席を倒し、毛布を敷き、前輪を外したバイクを横向きに寝かせる。
フレームが当たりそうな場所にタオルを挟む。
これで走れないわけではありません。
近距離であれば、そこまで問題がないことも多いです。
ただ、この方法には限界があります。
バイクが「寝ている」ことの問題
横に寝かせると、バイクの重さがディレイラー側かブレーキ側のどちらかにかかります。
リアディレイラーを下にして寝かせると、ハンガーが曲がる可能性があります。
走行中の振動が加わればなおさらです。
ハンガーの曲がりは、目視では気づきにくいものです。
現地で走り出してから変速が決まらないことに気づく、というのはよくある話です。

走行中に動く
毛布の上にただ置いた状態では、カーブや減速のたびにバイクが少しずつ動きます。
積んだときは離れていたフレームと車内の内張りが、着いたときには接触している。こ
れも珍しくありません。
2台積む場合はさらに深刻で、バイク同士が擦れます。
カーボンフレーム同士が長時間触れ合った跡は、簡単には消えません。
外した前輪の置き場所に困る
意外に厄介なのがこれです。
前輪を外すところまではよくても、その前輪をどこに置くか。
車内で転がればフレームに当たりますし、立てかければ倒れます。
結局、前輪のためだけにもう1枚毛布を敷くことになります。
キャリアスタンド「A01HD」という選択肢
A01HDは、車載キャリアにも横置きスタンドにもなるマルチキャリアスタンドです。
遠征の日は車に積むためのキャリアとして使い、それ以外の日は家で横置きスタンドとして使えます。
使わない日に物置へしまう必要がありません。
「車載は年に3〜4回なんだよな」と迷っている方にこそ、使い勝手のよいスタンドです。
▼写真のスタンドは
横置き・車載キャリアスタンド「A01HD」
スタンドとして使うときは、タイヤを差し込むだけでバイクをホールドします。
帰ってきたらワンアクションでバイクを支えられるので、拭き上げやサドル交換のときにも重宝します。
重さは2.24kgで、軽いので持ち運びも気軽にできます。
▼写真のスタンドは
横置き・車載キャリアスタンド「A01HD」
車載は4ステップ
バーを外す(赤く色づけしているのが、バー)

フォークをバーに固定する(クイックリリース、またはスルーアクスル12mm×100mmに対応)

外した前輪を、スタンド本体に固定する

車載完了

先ほど挙げた「外した前輪の置き場所」の問題は、ここで解決します。
A01HDは、外した前輪を本体側で保持できる構造です。
前輪のために別の場所を用意する必要がありません。
▼写真のスタンドは
横置き・車載キャリアスタンド「A01HD」
実際に車載できた車種
「積めるかどうか」がいちばんの不安だと思います。
iWAで実際に確認できている車種は以下のとおりです。
- トヨタ ライズ
- トヨタ シエンタ
- トヨタ ルーミー
- トヨタ ヤリスクロス
- トヨタ CHR
- トヨタ カローラツーリング
- トヨタ ライズ
大型のワゴンでなくても積めるということです。
ただし、同じ車種でもグレードやシートの状態によって条件は変わります。
最終的にはご自身の車で確認していただく必要があります。
※車載可能か検証した時期が2021年となり、現行モデルで確認していない車種もあります。
※CHRやカローラツーリング等、バックドアに傾斜がある車種の場合、ハンドルが当たらないようにするために、後輪が前輪と運転席の間に来るように配置しないと置けない場合があります。

購入前に確認していただきたい条件
- 車載時の対応タイヤは700C(〜35C)、650C(〜60mm)。タイヤ幅の広いマウンテンバイクなどは車載できません(横置きスタンドとしてはマウンテンバイクにも対応します)
- スルーアクスルの場合は12mm×100mmに対応(シャフトは付属しません)
- 荷室がカーペットでない場合、同封のマジックテープを貼り付ける必要があり、貼り直しはできません
- 電動アシスト自転車には対応していません
また、キャリアで固定した場合でも、別途ベルトなどでバイクを固定することをおすすめします。
積む前に必ず測る3か所
ここが、いちばん重要な部分です。
A01HDは前輪を外して固定するタイプの車載キャリアです。
そのため、前輪を外した状態のバイクが、ご自身の車に収まるかどうかが判断の分かれ目になります。
1. 荷室の高さ
前輪を外した状態でバイクを車内に入れ、床から8cmほど持ち上げてみてください。
キャリアを使う場合、バイクはその程度の高さに浮きます。
このとき、ハンドルとサドルが荷室の天井に当たらないかを確認してください。
当たる場合でも、あきらめる必要はありません。
シートポストを下げる、あるいはサドルごと外すことで収まることがよくあります。

2. バックドアの軌道
これがいちばん見落とされます。
バックドアは、閉まるときに内側へ大きく回り込みます。
開いた状態で「入った」と思っても、閉める途中でハンドルなどに当たることがあります。
当たった先がバックガラスであれば、傷では済みません。ガラスが割れる可能性があります。
必ず、実際にゆっくり閉めて確認してください。少しでも触れるようなら、余裕を作ってから積むべきです。
運転中の揺れでバイクが動くことも踏まえて、バイクとガラスが接触せずに載せられることを確認してください。
3. 荷室の傾斜
多くの車の荷室は、完全に水平ではありません。左右どちらか、あるいは前後に傾いています。
バイクを立てて積む場合、この傾きの影響を受けます。
運転席側と助手席側のどちらに寄せると安定するかを、実際に置いてみて確かめておくと、当日迷いません。
積んだあとの注意
積み終えたら、車を軽く揺すってバイクが動かないか確認してください。
フレームが内張りと接触しそうな場所には、タオルか養生材を挟んでおくと安心です。
そして走り出したら、急発進、急ブレーキ、急なカーブを避けること。
これは道具の有無に関係なく、バイクを積んでいる間の基本です。

まずは、一度積んでみることから
A01HDが気になっているけれど、自分の車にバイクが積めるか不安だという方は、先に一度、バイクを車に積んでみることをおすすめします。
一部の車種では、助手席を倒すことで軽自動車にも積めたというお声もいただいています。
今回お伝えした「積む前に測る3か所」を、その際の参考にしていただければ幸いです。
秋は、走りに行くには最高の季節です。
車載は、行きたい場所の選択肢を広げてくれる方法ですし、海や山など、走りたい場所だけをバイクで走ることもできます。
この秋、一度車載でサイクリングを楽しみませんか?

▼この記事で紹介したスタンドは
横置き・車載キャリアスタンド「A01HD」

