FAQ
よくあるご質問
用語集
バイクのフレーム材質について
クロモリ
クロームモリブテン鋼の略称。Cr-Mo。
【特徴】
1.鉄にクロームおよびモリブテンを加えた合金のことで、主にフレームチューブ材、フロントフォーク材に用いられます。アルミフレームが登場する前は鉄フレームといえばこのクロモリでした。
2.様々な種類やグレードがあり、乗り心地としては硬さを感じさせるアルミとは異なり、しなりを感じさせるマイルドな乗り心地に感じます。
【こんな用途・目的の方におすすめ】
・衝撃の吸収と乗り手と自転車本体を支えることに秀でています。なのでロングライドで疲れにくかったり、乗り心地がしなやかに感じるバイクです。
・軽量化や速さを求めると材質的にどうしてもカーボンやアルミよりも遅れを取ってしまっている印象がありますが、錆に気をつければ長年乗っても金属疲労で折れる事もなく、傷つきにくく修理や再塗装が出来る等、速さ以外のメリットが大きく根強い人気があります。
アルミ
カーボンより安価で割れにくく、材質的にもクロモリより軽量で比較的走行性能が良い、お手ごろ感のあるフレームです。
【特徴】
1.カーボン素材が出てくるまで、フレーム素材の主流となっていたのがアルミ素材。錆にくく軽くて丈夫な所が特徴。クロモリに比べて軽いですが、剛性は劣ります。
2.アルミフレームはシティサイクルにも使用されていますが、ロードバイクだと軽量にするため寿命も一般的な自転車に比べて短いです。速度が速いと揺れが身体に直接伝わるため疲れを感じやすくなります。
【こんな用途・目的の方におすすめ】
・コスパが良く、自転車に速さや軽快さを期待するロードバイク初心者が最初に手にするバイクのほとんどがアルミフレームです。
・上級グレードですとカーボンに匹敵するほど軽い物もあります。
カーボン
現在主流となりつつあるのが、超軽量でありながら高剛性と柔軟性を併せ持つカーボンフレーム。
【特徴】
1.正式名称は「炭素繊維強化プラスチック」アルミフレームと比べてもとにかく軽いのでロードバイクの重量をかなり軽くしてくれて、反発特性や剛性を自由自在に調整できる優れた素材です。
2.悪路走行が多かったり、雨や風にさらして経年劣化を早めてしまう場合もあるので状況にもよりますが、大切に扱えば10年以上もつ素材です。
【こんな用途・目的の方におすすめ】
・軽くなる分加速も良くなるので、より速く走るロードバイクを求めている人はカーボンフレームを選ぶ事が多いです。
・カーボンは金属ではなく、硬さやしなりも自由自在なので、自分好みのデザインや用途によって物を選ぶ事が出来ます。
・カーボンは性質上加工が難しく高価ということと、衝撃吸収力は高いですが外部からの力に非常に弱く割れやすいことが弱点でもあります。
チタン
アルミよりも軽量で、クロモリのようなしなりがあります。
【特徴】
1.ロードバイクのフレームと言えば、カーボン、アルミ、クロモリの三種類が挙りますが、チタン製のフレームもあります。金属密度はアルミよりチタンの方が高いですが、チタンは丈夫なので薄く細く作る事によって軽量化を実現しています。
2.チタンの表面はとても錆びやすくなっていますが、表面を錆びさせることにより内部まで浸透せず、中身には問題が無いので長く使用する事が出来ます。
【こんな用途・目的の方におすすめ】
・クロモリのようなバネ感のあるしなりがあります。クロモリよりも軽いのでクロモリのようなしなりと、軽量感を求めるのであればチタン製フレームはオススメです。
・チタンは加工が難しい金属なのでフレーム製作が難しく、かなり高額なフレームになっています。